アカデミック承認欲求モンスター、いいねじゃ意味がないんだ被引用をくれー
— ゆう(wrmtrm)/『現代思想』メタバース特集寄稿 (@wrmtw) 2022年11月6日
……それはさておき、拙論を参照してもらえるととても嬉しいので、見つけた範囲のものをリストにしました。見落としがあれば教えてください(読みます)。
(※最終更新日:2024年9月18日)
アセクシュアル研究におけるセクシュアルノーマティヴィティ(Sexualnormativity)概念の理論的意義と日本社会への適用可能性 (『西日本社会学会年報』)【全文公開】
・綾部六郎,2022,「日本国憲法をめぐる現代的課題――性的マイノリティの問題を中心に 」『ジェンダー研究』(24): 129-141.(※右リンク先で全文公開されています: https://libra.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/gstudy24-2.pdf)
・三宅大二郎・平森大規,2023,「日本のアロマンティック/アセクシュアル・スペクトラムにおける恋愛的指向の多面性」『Gender and Sexuality』18: 1-25.
・佐川魅恵,2023,「「性的な存在」の関係論的形成――恋愛/性愛における違和の経験に着目して」『Gender and Sexuality』18: 27-50.
・井村麗奈,2024,「Aro/Ace 作品の表象と受容につきまとう困難と可能性――日本の状況と照らして」『文化交流研究』19: 1-19.
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
メランコリー的ジェンダーと強制的性愛:アセクシュアルの『抹消』に関する理論的考察(『Gender & Sexuality』)【全文公開】
・江永泉・木澤佐登志・ひでシス・役所暁,2021,『闇の自己啓発』早川書房
・松尾由希子,2021,「Aセクシュアルの大学生が捉える自己と将来への展望――インタビュー調査を通じて」『静岡大学教育研究』17: 37-52.
・川崎唯史,2022,『メルロ=ポンティの倫理学――誕生・自由・責任』ナカニシヤ出版.
・古怒田望人,2022,「『抹消された快楽』において抹消されるトランスの快楽」『Limitrophe』1: 18-25.
・鈴木菜実子,2022,「アセクシュアルに関する精神分析的理解について」『駒澤大學文學部研究紀要』79: 65-75.
「現実性愛中心主義」とマンガ表現規制:いわゆる「二次元コンプレックス」の視点から(『マンガ論争』)【販売サイト】
・伊藤剛,2022,「生きてしまうキャラ」鈴木雅雄・中田健太郎編『マンガメディア文化論——フレームを越えて生きる方法』水声社,415-451.
「児童ポルノ規制」としてのマンガ表現規制におけるセクシュアリティの政治――「対人性愛中心主義」という観点から(『人間科学共生社会学』)*1
・上田正基,2023,「わいせつ規制をめぐる諸課題」『刑事法ジャーナル』(75): 12-17.
二次元の性的表現による「現実性愛」の相対化の可能性:現実の他者へ性的に惹かれない「オタク」「腐女子」の語りを事例として(『新社会学研究』)【出版社サイト】
・上田正基,2022,「わいせつ規制をめぐる諸課題」『刑事法ジャーナル』(75): 12-17.
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
アセクシュアル/アロマンティックな多重見当識=複数的指向(『現代思想』)【出版社サイト】
・筒井晴香,2022,「「推す」ことの倫理を考えるために」香月孝史・上岡磨奈・中村香住編『アイドルについて葛藤しながら考えてみた――ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉』青弓社,46-71.
・山田昌弘,2022,「ペットの家族化の進展とその帰結――ネットモニター調査による考察」『社会科学研究所年報』(27): 3-21.
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
日常生活の自明性によるクレイム申し立ての「予めの排除/抹消」:「性的指向」概念に適合しないセクシュアリティの語られ方に注目して(『現代の社会病理』)【全文公開】
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
メタファーとしての美少女――アニメーション的な誤配によるジェンダー・トラブル(『現代思想』)【出版社サイト】
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
・黃思齊,2024,〈二次元的媒介性質—論日本ASMR 音聲的角色建構〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,146-168.
・関根麻里恵,2024,「メタVTuberコンテンツの表象文化研究──「匿名性」「有名性」「声」「ジェンダー」から考える」岡本健・山野弘樹・吉川慧編,『VTuber学』岩波書店,179-195.
アニメーション的な誤配としての多重見当識――非対人性愛的な「二次元」へのセクシュアリティに関する理論的考察(『ジェンダー研究』)【全文公開】
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
・黃思齊,2024,〈二次元的媒介性質—論日本ASMR 音聲的角色建構〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,146-168.
・高橋幸,2024,「ジェンダーとセクシュアリティ」松本康監修・小池靖・貞包英之編『社会学の基礎』有斐閣,131-145.
・池山草馬,2024,「重なり合うアバターたち──VRChatにおけるアバター/ユーザー関係の諸相」岡本健・山野弘樹・吉川慧編,『VTuber学』岩波書店,223-244.
対人性愛中心主義批判の射程に関する検討――フェミニズム・クィアスタディーズにおける対物性愛研究を踏まえて(『人間科学共生社会学』) 【全文公開】
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
グローバルなリスク社会における倫理的普遍化による抹消――二次元の創作物を「児童ポルノ」とみなす非難における対人性愛中心主義を事例に(『社会分析』)【全文公開】
・上田正基,2024,「ディープフェイクと刑事法」『神奈川法学』56(3): 71-91.
抹消の現象学的社会学――類型化されないことをともなう周縁化について(『社会学評論』)【全文公開】
・吉川孝,2023,『ブルーフィルムの哲学――「見てはいけない映画」を見る』NHK出版.
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱、李衣雲編,169-210.
フィクトセクシュアルから考えるジェンダー/セクシュアリティの政治(「從紙性戀思考性與性別的政治」講演原稿)【全文公開】
・廖希文,2024,〈紙性戀處境及其悖論:情動、想像、賦生關係〉《故事與另外的世界:台灣ACG研究學會年會論文集1》劉定綱・李衣雲編,169-210.
雰囲気としての強制的(異)性愛――アセクシュアルを理解可能にするための現象学(『フェミニスト現象学』)【出版社サイト】
・佐川魅恵,2024,「親密さの境界を問い直す――アセクシュアルとノンバイナリーからみる「恋愛/友情」の(不)可能性」『現代思想』52(9): 78-86.
その他
以上は論文や書籍で参照していただいたものでしたが、学会報告や講演などの資料で拙論に言及していただいていたものを列挙しておきます。
・佐々木隆,2022,「オタク書誌増補(抄)」『ポップカルチャー・若者文化研究』8.
・Reina Saijo, 2023, "Attachment to Artifact: What a Feminist View of Female-Gendered Robot Makes Invisible," SPT (Society for Philosophy and Technology) 2023. https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/236124/0ece501d0a95063cbc2ed2a8a0d344d8?frame_id=688885
・Reina Saijo, 2023, "On Possible Interpretations of Female Robots from an Intersectional Feminist View," Taiwan STS Association Annual Conference 2023. https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/236124/5fbb24c36536191c02af9acf6a840549?frame_id=688885
・西條玲奈,2024,「人工物のジェンダー化と脱ジェンダー化」日本大学文理学部第19 回哲学ワークショップ「性と身体の美をめぐって:おしゃれ・人工物・ゾンビ」.https://researchmap.jp/reinasaijo/presentations/45755847
・梁展章, 2023, "Becoming-fictosexual: Romantic relationship and attachment to fictional characters from the posthumanist perspective," 臺灣社會學會年會. https://www.tsameetings.org.tw/page.php?menu_id=79&new_id=375
・廖希文,「賦生親屬,非人成家:從東亞前現代異類婚姻到當代紙性戀婚禮(發表簡報)」臺灣人類學與民族學學會2023年會(2023年9月24日),台北市,台灣.https://www.facebook.com/ficto.sex.tw/posts/pfbid0JvDSkSHmgmuqHEJo1yiZNzkufoFodxG4FMznmCNw1gWWBdH7Kw2sU15ECrcUqr1Kl
・廖希文,2023,「非對人性戀的多重定向:酷兒閱讀《戰鬥美少女的精神分析》」. https://www.researchgate.net/publication/382532498_feiduirenxingliandeduozhongdingxiangkueryueduzhandoumeishaonudejingshenfenxiMultiple_Orientations_of_Non-Human-Oriented_Sexualities_Queer_Reading_Beautiful_Fighting_Girl
*1:この論文はウェブ公開していないが、この論文をアップデートしたものとして、以下の論文を執筆している。
グローバルなリスク社会における倫理的普遍化による抹消――二次元の創作物を「児童ポルノ」とみなす非難における対人性愛中心主義を事例に(『社会分析』)
https://researchmap.jp/mtwrmtwr/published_papers/41326940